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なぜあの人は変わろうとしないのか 2018年2月公開記事

2023/01/11

2017年度は毎月1回システムズアプローチという心理療法の勉強に通っています。


毎回10時から17時半くらいまでみっちり。


参加者は一番多くて9人なんですが、いつの間にか部屋の中で座る席がなんとなく決まっています。

初回に座った席がそのまま定位置として決まったようです。



別に誰かが何か決めようとしたわけではないのに、毎回みんな(もちろん、私も)同じ席に着いているんです。

まるで自分の席として決まってしまったかのように。


これ、面白いですよね~!


私たちは、一度決まってしまうとそれをずっと続けることが得意です。


アドラーはこれを「変わらないと決めている」といい、

岡田斗司夫さんは「変わらない努力をし続けている」といっています。


趣旨はちょっと違うけど、こちらの記事でアドラーの言葉を紹介しています。

イライラガミガミ母さんはもう卒業したい!(ドラマ「嫌われる勇気」第2話) 2017年1月公開記事 |きらぼしstudy online あなたは、誰に対して一番怒っていますか~?子ども夫職場のあの人親とか近所の人とかいろいろありますね。私も以前はかなりのイライラガミガミ母さん。でも、何が一番イヤかというと、本当は怒りたいわけじゃなのに怒ってしまったこと、にいちいち落ち込んで...
 


だから、

「なぜあの人は変わろうとしないのか?」

という問いには

誰に決められたというわけではないけれど

1つの決まったパターンにハマっているから。

と答えることができます。


なぜなら、

パターンにハマるのは安心できるから。

昨日と同じパターンなら、今日も生きていける可能性が高い。

だから、変えるのは嫌なんです。


なかなか宿題をやらない我が子にも、

なかなか確定申告に取り掛からない私にも言えることですが、


【変わるという選択肢を選ぶほど困っていない】

とも言えます。


面白いのは、

本人は(周りも)それを意識しないうちにいつの間にかそのパターンにはまり込んでいる

ということです。


常々言っていることですが、人の行動も思考もほとんどがパターンです。


性格とか根性とかではないんです。


だから、その人に

【変わってほしい…】と思うなら

まずは、

  • どんなパターンがそこにあって、
  • その時私はそこで何をしているか(もしくはしていないか)

を見つけることが大切なんですよね~。

客観的に。


例えば、こんな場合。

朝、子どもの準備が遅い。

なかなかご飯を食べ終わらない子どもに声をかける。

早くしなさい!

もう、ほら時間がないよ!

何でもっと急がんのん?

もう!わかっとる!

登校班の子が迎えに来る。

ほれ、みんさいや。ピンポン鳴ったよ!

先に行ってもらうんね?

(登校班の子に向けて)はーい。ごめんね。

ちょっと待ってね。

ほら、早くしなさい!

(本人なりに急いでいるつもり)

行ってきます!

そこにあるパターン


お母さん 急かす

子ども のんびり(しているように見える)

お母さん 玄関に出る

子ども 自分のことをやる

お母さん 文句を言いつつ子どもを送り出す


お母さんがやっていること

  • 急かす
  • 文句を言う
  • 子どもの代わりに玄関に出る
  • 残り時間をカウントダウンする

毎日これをやっているとしたら、お母さんも子どもも毎日同じパターンにハマっています。

また、それを変える気もないし、変わる必要に迫られていない、ということですね。


じゃあ、ここをどうするか?

大切なのは、

  • 子どもを変えようとしない。
  • 自分のやっているパターンを変える。(今までやったことの無いことをする)

です。


とりあえず、子どもに相談してみる、という今までやったことの無いことをしてみたお母さん。

ねぇねぇ。

朝、ピンポンってくるのって「OK!」って感じなん?

それとも「やばい」って感じなん?

う~ん。やばいじゃねぇ。

じゃあ、早く出たい気持ちはあるん?

そりゃあ、あるよ。

じゃあ、作戦会議する?

え、それって、どうしてもやらんといけんやつ?

それとも、断れるやつ?

え やりたくないん?

じゃあ、早く起きるよ!

あ、そうなん。

じゃあ、目覚まし時計買うとか?

うん そうする

と、こんな具合です。


ちなみに、これは我が家の母と子の会話でした。


今までやったことの無い、『目覚まし時計で起きる』

さてさて、どうなるんでしょうね?


まとめ


人間はパターンにハマると安心できる。

パターンを見つけて変えてみよう


今日も読んでいただきありがとうございます。

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