発達障害の子どもさんにはとにかく、
手続きやアクションの数が少ないものがオススメです。
ハーバード大学の研究でもあるように、
面倒な手続きが20秒なくなるだけで良い習慣が続きやすくなるんです。
だから、身につけたいちょっと面倒なことはなるべく簡単にすぐ取りかかれる工夫をすることが大切です。
とりあえず、今より20秒作業が短くなればいいですよね!!
また、その逆もしかり…。
やめたいことは手続きやアクションの回数を増やして、
やるまでに今までより20秒以上の手間がかかる=めんどくさい印象をつけると良いです。
さて、中学生になるとプリントがかなり増えます。
学校からは小学生の時と同じように(予算の関係か)紙のファイルが配布されます。
(コクヨフラットファイルの紹介ページより)
コクヨフラットファイル
(クリックでAmazonに飛びます)
が、このファイル。
外したり、はめたりがめんどうで…
結局ファイルにプリントをとじないでプリントがなくなってしまう…
そんな子どもさんもよく見かけます。
そんな子どもさんには片手で開け閉めができるこちらのファイルがオススメです。
コクヨ ファイル ポップリングファイル スリム PPシート表紙 B5(クリックでAmazonに飛びます)
重さは99.8 gです。
普通の紙のファイルがおおよそ63gなので、30gほど重いです。
と言っても、B5ノートが一冊130gくらいなのでそれよりは軽く、プリントを挟む手間が減ることを考えたら利便性は良いと思います。
色も豊富なので、生徒さんには教科書の色に合わせることをオススメしています。
この2つのファイルにプリントを挟む時間を測ってみると…
フラットファイル
19秒
ポップリングファイル
8秒!(最後両手使っちゃった…)
まあまあ手際のいい私がやってもフラットファイルは時間がかかる…。
でも、ポップリングファイルなら約半分の時間で済みました。
ただでさえ、やることがたくさんある授業中ですからこういうところで手間を省いて、あとで困らない習慣がつくといいなと思います。
それから、マーカー
ペンをたくさん持っている生徒さんいますね。
ただ、目線を運動させるのに時間がかかる子どもさんやワーキングメモリが少なめの子どもさんは、
板書を写す時に時間がかかり、ペンを持ち替える余裕がない。
結局黒一色で書くことになり、ノート点が低い
なんてこともあるようです。
そんな子どもさんにオススメしたのが、こちら
ノック式マーカー
ペンのフタを外したりはめたりする手間や、
フタが転がってどこかに行ってしまうという手間が省けます。
上の写真は無印良品さんのもの。
1本147円で、他にもグリーン・ブルー・オレンジがあります。
多分、こちらのOEMじゃないかと思います。
(クリックでAmazonに飛びます)
また、発達障害の子どもさんには0.9のシャーペンをオススメしています。
鉛筆のようにしっかり書いている感じがするのに、消しゴムでも消えやすい。
サラサラとした書き味もよく、硬めのシャーペンの芯のキュッキュッという音がしません。
詳しくはこちら
書きやすいシャーペンと見やすい定規(発達障がいの子むけ) 2017年1月公開記事
まとめ
文房具って選び方次第で授業中の過ごし方が違ってきます。
今日も読んでいただきありがとうございます。