私は常々
「小・中学生の間が一番ハードだな~」って思っているんです。
何のことかというと、まんべんなくできることを暗に期待されているという点で、
小学校・中学校の教科学習って、色々な分野の学問のお試し期間ですよね。
だから、中学校の講師をしていたときには、生徒にはこんなふうに言っていました。
説明がちょっと長いですが、一部抜粋すると。
これから卒業して高校行ったり、大学とか専門学校に進んだりするよね。
働く人ももちろんおるしね。
そうしたら、だんだん満遍なく勉強するっていうのはやらんようになるんよ。
何か分野を決めて深く知るようになる。
と言うことは、今「じゃ、どれにしようかな~」って 選びよる時期なんよね。
どんな仕事でも、どんな大学や専門学校に行っても、みんなは自分がもっとる知識とか経験に新しく付け加えるっていう形でそれを深めていくんよ。
そしたら 、世の中にどんな勉強の種類があるんか分からんといけんし、
それが自分に向いとるかなんとなくでも分からんといけんでしょう?
それって、とりあえずやってみんとわからん。
じゃけぇ 、小中学生の間はこんなにたくさんの教科があるんよ。
そう。
これから歩む長い人生の中で大まかに、自分の「好き」と「嫌い」を見つける時期が小・中学生。
だから、得意な科目があったらそれでいい。
でも、受験とかテストとか考えたら、弱点克服とか、全教科まんべんなくできるようにとか、
全体的なスマートさが求められるというか、全部できないと!という期待値の高さが求められるんですよね。
高校に入ったら、科目は選択科目が増えるし、大学入試はセンター試験受けないんだったら数教科に絞ることもできるし…。
大学なんて、単位が認定されれば成績ってそんなに重要でない気がするし、研究とかってなるともっと分野は狭まるし…。
でも、
好き嫌いあっていいじゃん!
得意なの伸ばせばいいじゃん!
好きなことばっかりやってもいいじゃん!
ていうのは小・中学生にはなかなか言わない。
「ここはもういいけぇこっちの方伸ばそうや」ってなったりする。
がばいばあちゃんみたいに成績見て、「人生は総合力!足したら5になるじゃん」って、それでもいいと思う。
人生に戦略も大切。
自分の感覚も大切。
子どもの「好き」とか「嫌い」もどっちも「いいねぇ~どんどん試してみよ~」ってチャレンジじゃなくてトライを勧めていきたい。
そんな思いで子どもと関わっています。
あとね、苦手な子でもできるようになるのが数学だと思います。
中3までの数学はゲームっぽいから、ほぼみんなできるようになる。
今日も読んでいただきありがとうございます。