先週のことです。
3連休が始まる前、息子(8歳小学2年生)にこんなことを言いました。
「Kくん、土曜日は地域のお祭で朝からお神輿ね。
日曜日は芋掘りで、月曜日はお友達のお家に午後から遊びに行くよ~」
すると息子がこんな風に言ったんです。
「かあしゃん、Kくんのせっかくのお休みが全然お休みじゃないじゃん。大人の都合ばっかりじゃん。Kくんはいつ好きなことやっておやすみできるん?」
わお。
ちょっと反省しました。
そうだよね。
子どもだってお休みの日は自由にお休みしたいよね。
結局、私の勘違いで
お神輿が日曜日で芋掘りはキャンセル、土曜日好きなことをしてたっぷり休んだ息子だったんですが、私は自分自身を少し反省しました。
『土日にゆっくり休みたい人をあれこれこちらの都合で連れ回すのは悪かったな~』
とまあ、こんな具合にうちの息子は自分なりの考えを持っていて、それを臆すること無く親(私)に伝えてくるな、と思います。
授業で感想を書いたり、相手の立場になって考えてみよう、といった問題については難しいようですが、
(どんなことを書くといいのかなかなか思いつかないとか、本当にそれでいいのかわからないとか、相手の気持ちなんてわからんでしょ、とかいろいろあるらしい)
自分なりの意見や考えは持っているようです。
(思い浮かぶのと書けるのはまた別なので、こんな方法がいいかも)
自分の意見を持っていない・言わない子の特徴として、
「イヤだ」と言わない代わりに
という周りが諦めるという方法で、自分の意思を伝えてくる子どもさんがいます。
こういう子たちは親が言うこと、先生が言うことに対して一見肯定的に受け止めているように見えます。
なんせ、拒否とか否定とかしませんから。
でも、やらないんです。
動かないんです。
そこではじめて大人は諦めることになります。
こういう子どもさんの親御さんの特徴は
と、こんなかんじです。
カウンセリングしていても、熱心でとっても良いお母さん・お父さんばかりです。
でも、子どもはなんだか煮え切らない。
この背景には、親の
ということばがけ+断れない雰囲気があります。
言葉自体は悪くないんです。
断ることができたり、自分の意見を言う権利が保障されていれば。
でも、たいていの場合、
と子どもは考えて、とりあえず否定はしないけど、肯定もしない。
いざとなったら無視したり、動かないことで嫌だったことを示す、という行動にでるのです。
子どもの意見、聞く準備ができていますか??
子どもにだって断る権利があるんですよね。
かく言う私も、先日息子が遊ばなくなったおもちゃを友達の息子さんにあげようとして、
Kくん、あれもう遊んでないけぇ、○○くんにあげていいよね?
と聞いてOKをもらっていたんですが、いざあげようと玄関先に出したら
かあしゃん、あれどうするん?
え?○○くんにあげようと思っとるけどどしたん?今ならまだ間に合うけど。
まだ間に合うんならあげんとって。Kくん、遊びたい。
と言い出し。
友達に連絡した後だったし、嫌だったけど、かなりの葛藤の末、しばらく時間をもらってもう一度気持ちを確認して
じゃ、ごめんね。やっぱりあげられんわ~。って言っとくね。
としました。
そう。
私も、子どもにこっちの思い通りにしてほしいという気持ちがあるんです。
単に確認したこと、自分がすでにこうすると道筋を立てていたことを変更するのが嫌だったんです
そんなこんなで私も格闘しながらですが、でも、「嘘はつかない」というのをモットーにしているので
「今ならまだ間に合う」と言ったので、子どもの思いを尊重しました。
というわけで、断れる雰囲気大事です。