今日のポイント
苦労して考え、罪悪感を持たずに何度でも問題と答えに触れる
そして「おお!そうだった!」という感覚を持つ
これが勉強する上で大切
200字帳に学習効果はあるのか?
常々、漢字の200字練習に学習効果はあるのか?と疑問を表明している
きらぼし学舎植木希恵です。
これって学校の先生は、本当に効果あると思って出してるんでしょうか…。
最近読んでいるこの本によると
集中して短時間に同じ練習を何度もするよりも、ランダムに違うものをやって時間を置いて復習するほうが、学習の効果は高いようです。
しかも、子どもにとっては覚えるというよりも、とにかく「書く」というノルマを達成する意味合いの大きい宿題となっています。
覚えられるわけでもない、漢字をただ右から左へ書く練習を、貴重な時間を割いてやるなら
私は
なぜなら苦労したほうが覚えるから。
が、生徒にとっては200字帳の方が書けばいいだけなので、ラクでいいんでしょうね~。
書けば成績に入るわけですから。
きらぼし学舎での漢字学習
最近、LDの子どもさんに、漢字をカードで覚えるのを試してもらっています。
書けることはパソコンなどでカバーできるので、まずは読みから
どんなカードかと言うと
表に漢字、
裏に漢字の部品と読み方を、熟語で書いてあるカードです。
この本を参考にして作っています。
カードの表の漢字
「雪」を見ながら
裏の「雨かんむりにヨでゆき 雪舟のせつ」と唱えてもらいます。
これを休憩や、セッションの初めにやります。
この子は6年生になってから、社会の歴史に興味を持ちました。
なので、歴史の資料集の中から人名を取り出して覚えています。
ちなみに、一文字ずつバラバラに覚えるよりも、こうして意味を持ったまとまりごとに覚えるほうがよく思い出せます。
また、漢字の部品は生徒さんと相談しながら、どんなふうにバラバラにしてみるか、その部品をなんと呼ぶか決めています。
漢字を覚えることよりも、漢字の覚え方について教えているので普通よりも時間はかかりますが、定着度は高いです。
わからんときはすぐに裏を見て、ほうほう!と思い出す。
罪悪感を持たずに続けられます。
結局のところ自分に対して
「こんなこともわからないのか」とか
「さっきも覚えたのに」とか
「また間違った」と言った罪悪感が、一番自分自身の能力を下げているんです。
だから、苦労して考え、罪悪感を持たずに何度でも問題と答えに触れる、
そして「おおそうだった」という感覚を持つ
これが勉強する上で大切です。
今日も読んでいただきありがとうございます。