今日のポイント
流れが見えるようになると、自分の考えや思いをより捕まえやすくなります。
「休みの宿題の日記が全然書けなくて、日曜の夜がゆううつで…」というお声を受けて
ライフオーガナイザー同期の亜希ちゃんこと 井出本亜希さんと一緒に始めた
「どんどん出して、どんどん書ける ライティング教室」
(亜希ちゃんは、マスターライフオーガナイザーなので、ライフオーガナイザー協会入門講座をやってます。私と違って、ちゃんとおかたづけの講座をやってるライフオーガナイザーです)
この講座は大盛況で、述べ親子30組62人のみなさんに受講していただきました。
子どもさんたちが楽しんで書いたり、思い出したり伝えたりするなかで
その場でどんどん成長する様子を目の当たりにできて、やってる亜希ちゃんと私もとても楽しい時間でした。
(またリクエストがあれば開催しようと思います)
そして、わが家にもついにやって来ました「週末の日記」
で~ん
まずはじめに大切なのは「日常を題材にする」これです。
多くのお母さんがたが口を揃えていうのは
「土曜日か日曜日に日記のために出かけようってなるんよ~」という話でした。
それを聞いて「そんなのは、めんどくさい」と思った私…。
うちの子は始めが肝心
始めのハードルを下げ気味にして、普段やってることの中から題材を見つけるように仕向ければ、自然とそれが当たり前になる人。
だから、トクベツなイベントよりも、日常の中に「謎」とか「驚き」とか「不思議」とか「頑張り」とかたくさん落ちてるから、それを拾えた方がいいよね(私がラクよね)
ってことで息子の日記を手伝ってみることに…
「Kくん、宿題のあのねノート(日記)なんじゃけど、何書くかよくわからんかったら手伝おうか??」
「うん。あれ、何書けばいいんかよくわからんのんよ~」
「何書けばいいんかわからんのんじゃね~。Kくんの書きたいものでいいけど、一番先生かかあしゃんにお話したいこと何?頭に思い浮かぶことでいいよ」
実はこれまで保育園の頃から、「今日一番覚えとること何」と寝る前に聞くことにしていました。
心に残ったこととか楽しかったこと…ではなく、頭に浮かんで来たこと、覚えとること、という言い方にしています。
悲しいことや腹が立ったことからも学んでほしいし、それを話してまとめることで次につながると思っているから、ポジティブなことに限定していません。
この質問は大して明確な答えはありませんでしたが「大きなイベントより今興味あることが大切」という息子の傾向がわかって良かったです。
小学校の準備って、読み書き算数だけじゃなく、こういう日常の中に自分を振り返ったり自分でできることを増やすことだと、私は思っています。
で、ここから息子の話を聞きながら私がマインドマップに書きました。
私が息子にした質問は
がんばったことは何?
難しかったところは?
それができたときどんな気持ちになった?
うまくやるためのコツ(ポイント)は?
その後どうなった?
どうしてそれを先生に教えたいん?
ただ内容を聞くだけでなく、自分がやったことを意識付けできるように、コツを聞いたり難しかったことを乗り越える方法を聞いたりしています。
で、これを眺めながら
どの順番に書こうか~?と本人が決めた風に話を持っていって、自分で書かせます。
これで、ノート1ページ半の日記ができました。
1ページを過ぎたあたりから、時間がかかった分疲れて早く終わりたいモードになったので、
次回は「もう少し手早くやる」もしくは「土曜の夜にやる」ことを約束しました。
日記は、自分を振り返ったり、自分の思いを人に伝えるとてもいいツールです。
心理療法でも日記を書くことはオススメされていますし、私自身もとてもいいと思っています。
多くの子どもさんが持つ自分の思いを伝えることの困難さをカバーしますし、自分自身を振り返って客観的に見ようとする姿勢を育みます。
だから、良いことだけじゃなく、イヤだったことや悲しかったことも、日記に書いてほしいとおもっています。
そして、日記を書くときには
「自分がやったこと」「考えたこと(頭の中に思い浮かんだこと)」「実際にやってみたこと」をわかりやすく出して、「だからこういう結果になったんだね」という流れが見えるようになると、自分の考えや思いをより捕まえやすくなります。
子どもだけでなく大人にもオススメの方法です(認知行動療法を少しアレンジしています)。
今日も読んでいただきありがとうございます