子どもが「○○を知りたい」と言ったその時に、親がどんな風に援助できるのかな、って思います。
私が最近すごいな、とおもったのは、西宮のライフオーガナイザー むらたますみさん。
娘さんの夏休みの課題研究の「なぜ」に応えるべくフェイスブックで投稿されていました。
自分ではできない部分を、インターネットの力を使ってみんなに協力してもらうというのは、とても良いなぁと思いました
さすが、キッズコーチングエキスパート!!
子どもの疑問にいつも答えてあげられるわけではないけれど、大人だからこそ、困ったときは助けを借りるんだ、というところを見せてみるのはいいと思います。
娘さんは多くの大人のコメントを見て「大人って聞いたら協力してくれるんだ!」と思えたのではないでしょうか。
うちの息子も先日
Kくん、大人になったら任天堂に入ってマリオカート11を作るんじゃ!
と言いだしました。
調べてみるとさすが世界の任天堂。入社するには東大卒の方でも狭き門のようです。
なので、
任天堂に入るにはゲームが好きなことも大事じゃけど、東大っていう賢い大学に入ると行きやすいんと。
と伝えてみました。
息子は
そうなんじゃあ、行くわ!どうしたらいいん?
というのですが、
東大の行き方なんて知らない私…。
地方の公立大学に後期試験の小論文で入ってますからね。
なので、
かあしゃんは東大行ったことないけぇ、行き方しらんのんよ。でも、東大行った人は知っとるけぇ、紹介はしてあげるよ。自分で聞いてみんちゃい
と伝えました。
先日たまたまその方とお話する機会があり、息子は自分で聞いていました。
教えてくださったのは、アチーバスジャパン代表の梅村武史さん。
いま、クラウドファンディングでプロジェクトを進めています。
子どもの夢や願望を聞いたとき「そんなんムリじゃろ」とか笑い飛ばすことは簡単だと思います。
でも、自分がやったこともないことをできないって決めつけることはできないし、
そんなことを言いながらも「子どもには夢をもってもらいたい」とか「目標をもってもらいたい」とか言う大人が嫌いです。
諦める方法ではなく、叶える方法を教えてほしいんです。
あと、「それだったら○○せんとダメよ」とか、一番高い条件を否定文で提示する大人も嫌いです。
それでもお前はやりたいのか?という高いハードルに対して、
「絶対やってやる」と向かってくるようじゃないと夢は叶えられないっていう根性論、もうやめませんか?
怒りに乗せないと自分の本心を出せない時代は終わりました。
人間、自分ができなさそうなことにはモチベーションを保てない、というのは、すでに研究で明らかになっていることです。
幅50㎝の板が地面に置いてあったらその上は歩けます。
でも、同じ板が超高層ビルとビルの間に渡してあったら、どんなに強度が保証されていても多分渡れないでしょう。
子どもの思いや夢をくじくのは簡単です。
それだけです。
子どもの夢ってころころ変わります。
それでいいと思っています。
その時に厭味ったらしく「え、前言っとったあれはどうなったん?」というのも嫌いです。
夢って変わるものだし、変わってもいいじゃん。
なんなんだ?諦めさせたいのかよ?
興味本位にあおって困っている顔を見てみたい、それだけじゃないか。
子どもは大人のおもちゃじゃない!
かわいいところがみたいなら、もっとちゃんと人を喜ばすことを勉強しろ!
といいたくなります。
大人は忙しいと、子どものことばをついつい聞き流してしまいます。
でも、「子どもにはいろいろなことに興味や好奇心を持って取り組んでほしい」とも思いますよね。
医者で教育学者のマリア・モンテッソーリはこう言っています。
子どもは自分を取り巻く環境から、ものを吸収し、独力で将来の大人としての人間を形成していくのです。
また、子どもには敏感期という時期があり、いろいろな物事をすごい勢いで吸収しようとする時期がある、とも言っています。
子どもが「なんでこうなっとるん?」と興味をもって言ってきたとき
「こんな風にしたいんじゃけど?」となりたい自分を話してきたとき
それは大大大チャンスの到来なんです!
そういうときに、すかさず教えたり、一緒に調べたりするだけで、子どもはすごい勢いで吸収して時にはこちらの理解を超えることを言ったりするんです。
一回やってみて目の当たりにすると、本当に病みつきになりますよ。
私はそれが面白くて、やめられんようになっていつもやってるだけなんですが、
ぜひ、やってみてください。
教えられなくても、一緒に調べたり考えたりするだけで違います。
まとめ
根性論、もう意味ないからやめてほしい。
子どもに高いハードルを見せて「なにくそっ!」と闘志を燃やせる!がいいっていう時代は終わったのに。
ていうか、そんな子どもは昔にいたのか?甚だ疑問。
まず「できると信じる力」をつけてあげたいな。
そのためにはどうしたらいいのかな。と考える方がよっぽど建設的だし、エネルギーを有効活用しているし。
小さな夢、小さな願望を自分で叶える練習を子どもの頃にすることが、おとなになっての夢を描く力につながると思っています。
今日も読んでいただきありがとうございます。