先日フェイスブックで、
今まで全くなつかなかった猫が急に寄ってくるようになった。
心当たりも無く、不思議に思っていたら実は妊娠していた。
という話を読みました。
そして、コメント欄には
- なんて優しい猫
- 心が温まりました。
- お腹の赤ちゃんを守らないといけない、って感じたのかも~
など、ほのぼのとしたコメントで溢れていました。
でも、私がこの話を読んで、まず思ったことは
『妊娠したら体温上がるけぇ、ぬくもりを求めて寄ってきただけじゃろ』
すいません。
夢も何もなくて…。
ここまで読んで、私に対してどんな人間だとイメージされましたか?
私達の、頭の中は常にセリフで溢れています。
独り言というか、なんというか、いつも頭の中で
大忙しです。
これらは全て「自動」的に湧いてくる「思考」なので『自動思考』と呼ばれます。
先程のこの質問。
ここまで読んで、私に対してどんな人間だとイメージされましたか?
これに対してあなたの頭の中に思い浮かんだものも自動思考です。
でね、この自動思考、事実じゃないんです。
勝手に湧いてきた思考、つまり妄想です。
そこには、あなたなりの根拠はあるかもしれないけど、すべての人が見て納得できるような普遍的な事実はありません。
何が言いたいかと言うと、
【猫がすりよってくる】
これは誰が見ても変わらない事実です。
これに対して、
これらは全て自動思考。
つまり、その人の勝手な妄想です。
いいですか。
あなたが感じているもの、
そういうのの大半は妄想です。
自分がその物事にどのようなイメージをつけたいか?
まあ簡単に言うと、『どう思いたいか?』で勝手に抱いている妄想です。
だから、ほとんどは実態がないしなんとなくです。
でね、その妄想をあなたは選ぶことができる。
目の前にある事実。
それに、どんな意味を見出したいかを常に選んでいるんです。
例えば、笑顔だって、単なる筋肉の動きです。
赤ちゃんなんかそうですよね。
笑った笑ったって大人は喜びますが、単なる筋肉の痙攣です。
でも、その痙攣に笑ったという意味を付けて、『かわいい』って思うから子育てできるんですよね。
だから、意味を付けるなら自分が心地よく好きになれる意味にしてみませんか?
無意識にやってしまうことなので、自分を落ち込ませる意味をつい付けてしまうこともあります。
でも、そんな時は『違う見方はできないだろうか?』と考えてみる。
それだけで、全然違います。
「違う見方なんて難しい~」
たしかに、慣れてないと難しいですね
そんな方には、自分を落ち込ませる考えが頭に浮かんだら、
「~、って今考えた。(思った)」と語尾につけるといいですよ。
何がいいかと言うと、これで
「事実」と「想像」を分けることができる。
悩みが多い人の特徴は
『事実と想像がごちゃごちゃで、全部事実だと思いこんでいること』
私が意地悪にも
「それって、本人に聞いてみたんですか?」と聞くと、「いや、まだ聞いてはないです。」ってたいがい言われます
この、事実と想像を分けずにいるとこんな風になりますよ。
気をつけて!
まとめ
悩みが多い人は事実と想像をわけてみよう。
想像の方は、実は自分で選べます。
どんな想像をしたいかは、人によりますが勝手に出てくる想像はたいてい自分の都合に良いもの(現実的には悪くても、心の奥底にある信念を支えていたり…)です。
そんな時は、語尾に「~って、考えた(思った)。」とつけてみましょう。
今日も読んでいただきありがとうございます。