10年以上前、カウンセラーになりたてのころ
相談のために来所されたクライエントさんから
「うちの営業にスカウトしたい」と言われたことがありました。
そのとき、私は本当に習ったとおりに、ひたすら話されることに必死で耳を傾けて聞くことだけをしていたんですが、
そうやって営業のお仕事をしているクライエントさんにものを売る時に、
が大切なんだ、と教えてもらいました。
そして、その
のところで、
いかに相手の話を十分に聞くかということが大切だと言われていました。
『話を聞く』
というのは、実は
『話をしてもらう』
ということです。
気持ちよく話をしてもらうには、実はコツがあるんです。
特に、お仕事で、『相手から話を聞く』という部分が欠かせないという方。
その話って、実は誰にでも話せる内容じゃなかったりしませんか?
子どもたちやその保護者を相手にしている学校の先生や学童の先生、保育士、幼稚園教諭の先生方、
相談を受けてからサービスを提供する相談員、カウンセラー、コンサルティングや片づけ、コーチなどをされている方。
そして、営業や人事をされている方、看護師さんを始めとする医療従事者の方々。
普段、人の話を聞くときにどんなことに気をつけていますか?
通常の会話の中で私が居心地が悪いな~と思うのは、
相手が話しているときに、「あ!あれ話そう!」となっているのがわかったとき…
そういうときの会話って、相手の話に最後かぶせるように話し出してしまうのが特徴です。
私も、かぶせぎみで話し出してしまうことがあるので、気をつけています。
でも、まあ通常の会話だとそういうことはよくあるし、
いつも気を抜けない会話というのも変ですので、仕事以外ではなるべく意識しないようにしています。
でも、仕事をする上で
こういう態度ではきっと仕事にも支障をきたすでしょう。
まあ、ここまでではなくても、
ということはよくあるのではないかと思います。
これまで、なんとなく話を聞いていませんでしたか?
お客様や、クライエントさんは、あなたと話をすることで「解決に向かっている」と感じられたでしょうか?
私が一番気をつけていることの1つに
【その人はもうすでに答えを知っている】
という姿勢で話を聞くことです。
すごく悩んでいたとしても、うまくことばにならないだけで、意識できていないだけで、すでにうまくいったことや自分に合った方法を持っているはずなんです。
だから、それを一緒に整理して見つけ出して、再現してみて、検証していく。
それをしながら隣で応援したり、いろいろな方法を提案してみたり、客観的に感じたことを伝えたり、
クライエントさんのお供をしていくというイメージです。
それもこれも、基盤に「ソリューション・フォーカスト・アプローチ」という心理療法の姿勢と技法があるからです。
冒頭のスカウトされたときはこの「ソリューション・フォーカスト・アプローチ」を一つずつ忠実にやっていました。
だからこそのことばだったのかもしれません。
一通りのガイドがあると、安心して一歩を踏み出せるかもしれません。
4月23日(月)大阪にて講座をいたします。
午前10:00~12:00 子育て講座「子どもの気持ちの受けとめ方」質問にばんばんお答えします。
午後13:00~15:30 「カウンセラーが教える話のきき方講座」(ヒアリングに活かすカウンセリング技法講座)
場所:大阪市総合生涯学習センター
受講料:
1日受講 7000円
午前 子育て講座のみ 4000円
午後 聞き方講座のみ 4000円※いずれも開催終了
お仕事では使わないけど、
子どもの話をもっとじっくり聞けるようになりたい!
そんな方にもオススメです。
講座の中では、私自身が実践している内容をわかりやすくマネしやすくお伝えします。
ご受講くださった方からは
- 仕事をする前に聞けてよかった
- 大切なことがわかって安心した
- すごく良かったから周りの人にも勧めてるよ
- 子育てにも役立っています
そんな感想を頂いています。