視覚支援は誰のためのもの?
私は、視覚支援は発達障害のある子だけではなく、すべての人に役立つものだと思っています。
文字はとても便利ですが、実はかなり抽象化された記号です。
だから、
理解するまでに時間がかかったり、
人によって受け取り方に差があったりします。
だからこそ、
「見たら分かる!」
これを目指すだけで、日常のストレスはぐっと減ります。
高校生男子の事例
最近、息子が帰宅すると、
が出しっぱなし。
しかも、片づけても全然違う場所に入っているんです。
「なんで、出した場所を覚えとらんの?」
「なんで、元の場所に戻せんの?」
最初はいちいち写真を撮って、
「これはなんですか?」
とLINEで送っていました。
でも、ある日思いました。
「よし!これは視覚支援をしよう!」
そこで、息子自身に収納場所の表示を作ってもらいました。


高校生なので、自分で考えて「戻す」「片付ける」と書いています。
実際、この表示を付けてからは、元の場所へ戻せるようになりました。
(私のストレスが激減!!)
視覚支援は、年齢や理解度に合わせて変えていくのがポイントです。
高校生の息子は自分で「戻す」と書きましたが、小さいお子さんなら、
「ここにもどす」
「ドライヤーはここ」
のように、行動や場所が一目で分かる表示にしてあげるとか、
戻すところにマステで印をつけたり
同じ大きさの写真を印刷してその上に置くようにすると、
さらに取り組みやすくなります。
私たち親は、つい何度も同じことを言い続けます。
そして、
「なんで、覚えないんだろう?」
「なんで、学習しないんだろう?」
と首をかしげます。
でも実は、
言っても変わらないと分かっているのに、同じ方法を続けている私たち親自身も、学習できていないのかもしれません。
ちょっと耳が痛い話ですが…
子育ても人間関係です。
見方や伝え方を少し変えるだけで、お互いがずっと気持ちよく過ごせることがあります。
それなのに、同じやり方を続けて首をかしげているとしたら、
足りないのは「根性」でも「愛情」でもなく、
「知ること」なのだと思います。
ぜひ正しい知識を取り入れて、実際にやってみてください。
首をかしげる毎日が、
「なるほど!」とうなずける毎日に変わっていきます。
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