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「自分なんかおってもおらんでも同じだ」と思っているあなたへ 2017年3月公開記事

2022/08/18

広島県の県立高等学校は毎年3月1日に卒業式です。(一部例外もあるようですが)



中学校で数学を教えていた時、卒業式はやはり特別なものでした。


高校受験を終えて、少し大人びた子どもたちを送り出す。


あの子は大丈夫かな。

ちゃんとやっていけるかな…。

あぁ、あんな未熟なままで送り出してしまうのは…。

もう少し時間があれば…。


そんな風に思うこともたくさんありました。


でも、15才で未熟なのは当たり前だし、私は「世間が磨いてくれる」と常々思っていて、いっぱい困難にぶち当たって欲しいな。

いっぱいその時その時をしっかり悩んで、悲しんで、楽しんで欲しいな。

そういう思いで送り出してきました。


受験を控えた中学3年生の家庭教師の生徒から、ちょくちょくメールが来ます。


「志望校変えた方がいいですか?」

「どうしよう。。。全然できてないことに気づいた」

「40文字で答える問題にすごい時間がかかります。どうしたらいいですか?」

「7割以上とれなかったら受かりませんか??」


こんな不安を訴えるメールが増えてきました。


新しい門出で子どもたちは不安になります。

どんなに大人びていても、生意気でも、やっぱり不安は不安です。

そんな時に、友達でも親でもない、そんな大人と繋がっているのは実は大切なんじゃないかな、ってそう思います。


すっごく悩んで、悲しくなって、諦めて、どうしようもなく世界から自分一人いなくなっても、この世の中は何にも変わらない。


「自分なんていてもいなくてもおんなじだ」ってそう思ってしまうかもしれない。

私だってそういう気持ちになったことあるし、それはそんなに珍しいことではないんだと思う。


大学では1/∞(無限大分の一)の自分を感じて虚しくなる、と習ったっけな。


でも、どうかそれを確かめないで欲しい。


だって、いなくなったっておんなじかどうかは、自分で確認のしようがないじゃないか。

だって、周りの人にとっても、あなたがいるのが当たり前になってるから、いなくなった時にどうなるか、なんてわかりようがない。

おんなじならいた方がマシなんだって。


とにかく、あなたはいるだけで、それだけで、誰かが悲しむのを阻止している。

そういう役割を持っている。


周りの人は、あなたが今日も明日もそこにいることを信じているから、信じているからこそ「いてくれてありがとう」なんてことは言わないし、思いつかない。


だから、とりあえず生きて。

生きとる、そこにおる、ってことが何よりも大切。


そして、お母さん。(お父さんもね)

子どもさんにはぜひ、「生まれて来てくれてありがとう」って、なんでもないときでいいから心から伝えて欲しい。

何度も何度も伝えて欲しい。



ここからは、ちょっとつぶやき。


私は大人として生きていることの喜びとか面白さとか生きとるって楽しいよ、ってことを、教壇から中学生に伝えたい、ってそう思ってきた。

家庭教師でも、そう。

子どもたちに「あの人生きとるの楽しいらしい」って思ってもらえるように生きとるつもりだった。

そんな風にできん日もあったけど、大人だって悩んでいろいろ大変。

でも、面白いんよ。ってことを伝えたかった。

ほんまはひとりぼっちを感じた時に

「そう言えばあの人が生きとるって結構面白い、って言いよった。今は全然感じんけど、ほんまに面白いんか確かめてほんまじゃなかったらあいつに責任とらせちゃろう」

って思ってほしかった。

けど、それができんかったのはほんまに残念じゃと思う。

ほいじゃけぇ、私は「やっぱり生きとるってなかなか面白いんよ」ってことをもっとずっと体現して、これからの生徒には「あの先生がそういいよったしな」って思い出してもらえるように頑張るよ。

ほんで、天国であんたに会った時に「もうちょい生きとったらよかったわ」って言わせるけぇ。

待っときんさいよ。

絶対に言わせるんじゃけぇ。

待っとって。


私はあんたが好きじゃったよ。



今日も読んでいただきありがとうございます。

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