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2018年秋ドラマを心理学解説「私ってなんだ?」より大切なものとは 2018年12月公開記事

2023/09/11


今季のドラマの余韻が残っているうちにこの話題を。


今年は「ドラマも映画も好きなだけ見る」ということに早々に決めたので、

後ろめたい気持ちゼロで見ることができました。


決めるって大事。


詳しくはこちらの記事をどうぞ。

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さてさて、この秋から冬にかけて見たドラマは、

  • 獣になれない私たち(けもなれ)
  • 中学聖日記
  • 僕らは奇跡でできている(僕キセ)
  • 大恋愛~僕を忘れる君と~
  • フェイクニュース(NHK特別ドラマ)
  • サイレントボイス
  • プリティが多すぎる
  • 結婚相手は抽選で

ちなみに1年間ではこれだけ見てました~。


ページ左側が映画・右側がドラマです。


【お母さんのための心理学講座】のお知らせメールでもこんなことを書きました。

ドラマもどんどん終わっていき寂しいですが、どれも面白かったですね~。

最近のドラマの傾向は「アイデンティティの確立」ですが、今回のはそれが対比的で顕著でした。


アイデンティティが明確で自分の「したい」を優先した「尚」がどんどん自分のアイデンティティを病気によって失っていき、アイデンティティが不明瞭で人に流される「聖」がすべてを失って自らのアイデンティティを確立していくという…。

そうなんです。

昨今のドラマの傾向として主人公のアイデンティティの確立がテーマになっていると私は思っています。

アイデンティティというのは、簡単に言うと「あなたはどんな人間ですか?」という質問に対する自分なりの答えです。

アイデンティティー - Wikipedia


で、それを確立するというのは、「自分は何者なのか?」という問いに対して「私は〇〇な人間だ」という自覚を持って答えられるということだとエリクソンは言ってます。


ま、つまり自分なりのスタイルがあるかどうか、ってことですね。


で、自分なりのスタイルというのは一度確立していたとしても、大きな出来事があるとガラガラと崩れることもあります。


例えば、前シーズンの「高嶺の花」の月島ももは、婚約者の浮気と結婚の破談によって華道家としてのアイデンティティが一度崩壊しました。


その後、ぷーさんという男性によって華道家かどうかは関係ない「月島もも」という一人の人間としてそのまま肯定されることで、「月島もも」としての花との向き合い方が、型とか分かる人にだけわかるというものではなく、花が好きで花を楽しむ自分・それを広める自分としてのアイデンティティを確立することができました。


また、アイデンティティが確立していないと人とぶつかることは少ないので、受け入れてくれる人を増やす戦略として自分らしさがない方がトラブルは少なめです。


特に、顕著だったのは、「けもなれ」の晶と、「中学聖日記」の聖です。

晶は自己主張せず自分の感じたことよりも人に期待されることを優先して、人とぶつかることを避けて来ました。

なので、恋人である京谷に「元カノを家から追い出して」とは言えなかったんですね。


でも、いつしか自分がとてつもなくすり減っていることに気づいてしまった。

うまく回るように潤滑油になるってことは、自分という形を捨てて流動体になってしまうのです。


誰の代わりにでもなれるけど、自分の代わりには誰もなってくれない。

ひいては自分なんていてもいなくてもおんなじだ、という無限大分の1(1/∞)の自分を感じてしまいます。

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他にも、「自分」よりも「周りからの期待」を優先していたキャラクターとして「中学聖日記」の聖、「僕キセ」の水原育美・樫木先生がいました。

彼らは一様に自分が期待されている役割を優先するため、自分がどんどん苦しくなって行きました。


逆に、自らのアイデンティティを何よりも優先するキャラクターとして「けもなれ」の呉羽、「中学聖日記」の原口律、「僕キセ」の一輝、「大恋愛」の尚がいました。


彼らは、アイデンティティを確立しており、そのスタイルを崩すことがないのでもちろん周りとの摩擦が強くなります。

良からぬ噂を立てられたり、人からひどい言葉を投げかけられたり。


でも、自分で決めて自分のやりたいを優先しているために、そういう状況でも「本当にやりたいことはなんだ?」と自問することができるんですね。


逆に、晶も聖も育美先生もそれはできない。

つい、「どうするのが正しいのか?」と考えてしまうからです。


そして、どちらもどちらに影響を受け合っています。


当たり前ですけどね。


だって、自分があると人とぶつかるし、自分がないと人に紛れて自分で自分を見失っちゃうから。


だから、自らのアイデンティティを「過去に賞を一度だけ取った忘れ去られた作家で、今は引っ越し屋」の真司が、尚によってどんどんその才能を再び開花させたりするのです。


どっちがいいって訳でもないし、一度アイデンティティを確立したからって一生揺らがないわけでもない。

やじろべえみたいなもんです。

一見、自分を持っている人が急に危うくなったりするものですし。


「自分ってなんだ?」というのは、多くの人にとって永遠の問いなのかもしれません。


必死でバランス取ってる。

だから、昔から中庸というものを人間は目指してきたし、簡単にアイデンティティを確立する方法として宗教が機能してきたんだと思います。


でもね、アイデンティティってやっぱりどんどん塗り替えられていくというか変化するもんなんじゃないかと思うんです。

なので、「けもなれ」の晶が、自分の考えに責任を持つことを覚悟して自分の人生を行きていく。

そのためにまずは、自分と大切な人と二人っきりで特別なビールを楽しむということを選んだというのは、本当にその一歩としては大きなものだったと思います。


まとめ


今季のドラマを見て考えたこと。

「自分の人生を生きるんだ」という覚悟が決まると、「自分がどんな人間なのか?」、よりも「自分はどうしたいのか?」にフォーカスされていく。

「自分は何ものか?」よりも、「私はどうしたいんだっけ?」「私って本当に望んだことをやってる?」の方が大切。



今日も読んでいただきありがとうございます。

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